世界経済は大きく10年単位で暴落を繰り返しています。
直近の暴落が2008年のリーマンショックなので、タイミングとしては次の暴落が近いように感じます。
世界経済の景況感を測る上で、主が参考にしている指標は5つです。
・信用倍率
信用買い残高÷信用売り残高で導ける数字で、3倍以上になると相場は過熱気味です。
現在の相場は過熱気味と言えます。
・バフェット指標
GDPと株式時価総額の比で表せられますが、100%を超えた場合過熱気味と言われています。
現在の相場は過熱気味です。
金融緩和による金利引き下げの影響から、金利に対しての株価はまだ割安といえます。
・黒点周期
太陽の黒点周期は10年に一度程度の周期で増えたり減ったりしており、黒点が減ったタイミングで株価の下落が確認されています。
2016年の6月以降、太陽の黒点が一度も観測されない日が何日も確認されており、株価暴落のサインと捉えます。
・人口増加率と株式時価総額の比率
人口が増加傾向にあれば、景気は拡大します。
良質な労働力と消費こそが経済を押し上げる根本的な力であるからです。
日本の人口増加率は減少の一途を辿っており、先行きは非常に良くないです。
移民政策かAIの技術革新など行われない限りは株価は長期的に下落するでしょう。
これらの要素から、2017年の日経平均株価は金利の引き上げが行われれば暴落するでしょう。
金利引き上げは早くとも年末ごろになると思われるので、年末にかけて株価はピークを描き、その後転落するものと予想します。
しかしながら、金利の引き上げだけでは暴落の要素としては大きくないです。
多くの投資家たちにとって金利引き上げは織り込み済み。
株価暴落の要素が整った上で、予想外のきっかけがあってはじめて暴落の図式が成り立ちます。
暴落のきっかけとなりうる要素としては下記でしょうか?
・戦争勃発などの地政学リスク
開始当初は大きく株価を下げる事になりますが、開戦後は絶好の買い機会となるでしょう。
・保護主義貿易の終焉
トランプ氏のように保護主義政策が相次いで巻き起こっています。
やがて、自国の商品を他国に輸出する事がどの国も難しくなり、いつくかの企業で生産性が悪化し暴落へ繋がります。
・中国バブル崩壊
2015年に中国バブルの崩壊懸念で一時株価は大きく値を下げました。
この時は懸念で終わったものの、中国経済は未だ過熱感があり、いつかは崩壊するのではないかと予想します。
これら一つ一つも要素ですが、併せてやってくると大きな影響になりそうです。
主はかなりの金額を投資に回していますが、年末までに再びキャッシュの比率を高める方針です。